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欧州で開発された環境に優しいカーナライト系の溶湯処理フラックスです。フッ化物を使用せず、煙・臭いは殆どゼロです。溶湯中にプロマグFを吹込むことでアルカリ金属(Na及びCa)除去能力、溶湯清浄化能力は塩素ガス吹込みと同等以上の効果を上げます。 |
● | フッ化物フリーで環境にやさしい。フッ化水素が発生しない。 カルシウム(Ca),ナトリウム(Na)も含まれていないカーナライト系フラックス |
● | 煙が発生しない。 六塩化エタン、フッ化物系フラックスはかなり煙が発生する。 |
● | 臭いが殆どしない 塩素ガス、六塩化エタンはかなり臭いが発生する。 |
● | 溶湯表面上の塩化水素(HCl)ヒュームの発生が少ない。 殆どのフラックスは大気中へ塩化水素を放出させるがプロマグFは殆ど発生しない。特に有機塩化物系のフラックス-(六塩化エタン)及びこれにフッ化物系を含んだフラックスは非常に多くの塩化水素を放出させる。塩素ガスにいたっては論外である。 |
● | 粉末状塩化マグネシウムMgCl2はかなり潮解性が強く、濡れた手や汗のついた手で触ると火傷する場合があるが、プロマグFはこの点問題ありません。 |
● | 素早く溶融したプロマグ溶融塩が介在物にまとわり付き(介在物に溶融塩が濡れる)介在物が浮上除去されやすいため溶湯清浄効果がある。 |
● | 脱ガス効果がある(窒素ガスで吹き込む場合は特に期待できます。) |
● | 処理時の溶湯酸化が少なく、ドロス発生量がかなり少ない。 |
● | 従来のフラックスに比べて、添加量が約半分ですむ。 |
● | 欧州のPechineyグループ、欧米のALCANグループで実績があり、塩素ガスの廃止にいたっている。 |
プロマグF | 粉末MgCl2 | 六塩化エタン系 | 塩素ガス | |
煙 | 溶湯清浄効果 | 普通 | かなり多い | やや多い |
臭い | ない | 通常 | 多い | 多い |
吸湿性 | やや多い | 非常に多い | 通常 | 非常に多い |
塩化水素の発生 | 少ない | 通常 | 多い | 非常に多い |
ドロス発生 | 少ない | 少ない | 多い | 少ない |
溶湯清浄効果 | 特に良い | 少ない | 普通 | 少ない |
プロマグFによる水素ガス及びナトリウム除去例
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表−炉内処理での塩素ガスとプロマグからの排出物比較
放出物レベル | 塩素ガス処理 | プロマグ処理 |
排ガス温度(℃) | 633 | 644 |
エア流量(Nm3/hr) | 2,146 | 2,391 |
粉塵(mg/m3) | 937.6 | 162.4 |
塩化水素(mg/m3) | 2,385 | 12.1 |
塩化水素排出(kg/hr) | 4.98 | 0.03 |